2021年12月03日の教会の祝日

日本宣教の保護者聖フランシスコ・ザビエル司祭

 フランシスコ・ザビエルは、日本に初めてキリスト教を伝えたイエズス会の宣教師です。1549年8月15日鹿児島に上陸。その後平戸、山口、そして京都へ上京したが、焦土と化した都を後に、再び山口に戻り大名・大内義隆より裁許状を受け宣教を始めた。その後、大友宗麟に招聘され豊後(大分)へ。後に中国へ渡るためインド・ゴアに戻り、ゴアから中国本土を目指したが、本土を目前に広東の近く上川島で病に倒れ1552年12月3日帰天した。フランシスコ・ザビエルは、イエズス会の創立者イグナチオ・デ・ロヨラと並んで会の中心人物です。

 因みに、ザビエルはバスク人でバスク語によると"シャビエル"と発音します。そこで山口県山口市にある"サビエル記念聖堂"では、バスク人の神父により"ザ"ではなくシャに近い"サ"とし、"サビエル"と呼んでいます。また彼の熱き宣教魂は、宗派を超えて師と仰がれ多くの国で崇敬されています。カトリックの聖歌の中で『♪行け♪行け地の果てまで、救いの訪れを告げるために』と繰り返し歌う歌詞は、ザビエルに因んで作られた聖歌とも言われています。