2009年、ハヤット神父の帰天に伴い、マクドナル神父が心のともしび運動を引き継ぐことになりました。マクドナル神父が、心のともしび運動で働くきっかけとなったのはジャーナリズムの勉強をしていたからです。

 

【1958年】

マクドナル神父Photo 6月、31歳でニューヨークのメリノ-ル宣教会で司祭に叙階された彼は、新聞研究のため、コロンビア大学院への入学を命じられました。1年間のジャーナリズムの勉強を終えると、メリノール宣教会は、「全世界で働くメリノール会神父たちにお知らせする。ジャーナリズム科を卒業したばかりの新司祭を必要としている国があればその地に派遣したい」という手紙を出しました。その手紙に応えたのがハヤット神父だったのです。「ぜひ日本へ」と。

 その頃、日本では、多くの人々が英会話に興味を持ち始め、すでに、機関紙を発行し、ラジオ番組も放送するなど宣教活動に努めていたハヤット神父は、宣教の一環として、心のともしび運動YBU本部に三条YBU英会話学校を設立しました。その後、四条YBUセンター、烏丸YBUセンターと、次々と英会話学校を開いていましたので、マクドナル神父の心のともしび運動本部への赴任を希望したのです。1960年8月に来日したマクドナル神父は、東京で2年間、日本語の勉強をし、その後、京都の教会で2年間司牧活動しました。

 

【1964年】

 4月、心のともしび運動YBU本部に着任するや、マクドナル神父は英会話学校の責任者、また出版物に関する責任者に任命されました。この時、「善き牧者運動」は「心のともしび運動」と名称が変更されました。また、マクドナル神父が責任者になった時、授業を始める前に次の祈りを唱えることにしました。

マクドナル神父Photo

"祈り"

神よ、あなたを知るために学ぶ喜び
をお与えください。今日、出会う人々
にやさしくし、助けることができます
ようお導きください。
家族を大切にし、仕事に励むことが
できますようにお助けください。
どんな場合にも、あなたがお望みに
なっていることのできる人間になれる
よう、お教えください。

 英会話学校の受講生が、次第に増え始め、学校運営のため多忙な日々を送るマクドナル神父は英会話を教える先生たちをアメリカから募集することを検討し始めました。

 

【1970年】

 マクドナル神父は、アメリカのカトリック大学の卒業生を募集し、ミッショナリービザを取得させレイ・ミッショナリーとして1年間、英会話学校で奉仕するというシステムを実施。毎年、冬になると、約1ケ月間、アメリカの大学を訪問、5月卒業予定の学生たちと面接、その後、テストを行い英会話の教師にふさわしい人々を15名選びました。

マクドナル神父Photo 選ばれた先生たちが来日すると、約1ケ月半、共同生活し、英会話教師として、トレーニングや教育実習を行いました。そして実習を終了した先生は、責任者マクドナル神父によって、京都、東京、新潟へと派遣されていきました。

 英会話学校に通う受講生も、先生を通してキリストの精神を学び、信仰の恵みに与る者もいました。また影響を受けたのは、受講生だけではなく、先生たち自身にとっても、一年間の奉仕は素晴らしい体験となりました。この英会話学校は長く続き、先生として奉仕したレイ・ミッショナリーたちは、約400人以上になります。その中には司祭や、修道女の道を歩む人々がいました。

 心のともしび運動のラジオやテレビ、出版物などのマスコミ宣教にかかる費用は莫大なものでした。京都では、ハヤット神父やマクドナル神父、東京や新潟などの心のともしびセンターでは他の修道院の神父たちの協力を得て、心のともしび運動を支えるため毎週末、日本の各地の教会を訪問し、経済的な支援をお願いしてきたのです。

 

マクドナル神父Photo【1996年】

 この年の7月、38年間続いた英会話学校が、閉鎖されました。そして、10月に、ホームページ「心のともしび」を開設し、マクドナル神父が担当することになりました。

 

【2012年】

 心のともしび運動創設60周年とラジオ番組「心のともしび」放送15,000回を記念し、11月、東京カテドラル聖マリア大聖堂・カトリック関口教会で記念ミサが捧げられました。

 岡田武夫大司教様の主式のもと、駐日教皇庁大使ジョゼフ・チェノットゥ大司教様を始め9人の司祭たち、また、全国から集まった多くの人々と共に神に感謝し、これからも末長く、暗いと不平を言うよりもすすんであかりをともし続けていくことができますようにと神に祈りました。

 

【2020年】

 マクドナル神父は、11月まで、心のともしび運動の宣教活動を行っていました。神父は、毎年クリスマスになるとサンタクロースになって、かつて英会話を教えた幼稚園を訪問していました。サンタクロースの訪問を待ってくれる幼稚園児にプレゼントを渡すのです。

 マクドナル神父は、そんな子供たちを見て、子供たちが、いつかクリスマスの意味を知り、そして、いつか本物のイエスに出会うようにと願いながら、命ある限り、神様のため、世界中の貧しい人々、困っている人々のために今日も祈り続けています。


 

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