
さわやかな季節になりました。新緑の樹々が輝いてみえます。自宅近くの宇治橋から川上を眺めると、新緑が入り混じった山並みが目に入ります。そんな風景を「山が笑う」と呼ぶよ、と教えて頂いたことがあります。
深緑の中に、もしゃもしゃと黄金色の新緑が混じりこむ様子を「山が笑う」と表現した先人の感性には本当に感心します。確かに、賑やかな山並みから、クスクス笑っている声が響いてくる気がします。
さて、以前であれば5月の連休にお出かけになると水田に水が張られて田植えをする光景をあちこちで目にされたと思います。兼業農家の方はお休みの時を利用して田植えを済ませたいから5月の連休は絶好の機会でした。専業農家の方でも、日頃は会社勤めをしている家族が連休中なら田植えを手伝えるので助かったでしょう。
ところが、最近は連休明けに田植えをする農家が増えてきたのにお気づきでしょうか。栽培しているイネの品種にもよるのですが、5月初旬に田植えをして7月下旬から8月上旬の猛暑の時期にコメが実ると、高温障害でコメの品質が著しく悪くなります。そこで、わざと田植えの時期を5月中旬以降にして猛暑の時期を避けてイネが実るようにしているのです。
田植えのことをお話ししていると、田植えがしたくて体がムズムズしてきました。大学教員として勤めている間は毎年のように田植えをしていたので、どうも体が覚えているようです。田植え直後は水面ばかり目立っているのですが、しばらくするとイネが繁茂して水面が見えなくなります。
田植え後にわさわさと音を立てて育っていくイネの様子に強い生命力を感じることがあります。
今年も5月の後半には再び猛暑の季節になっていくかもしれません。熱中症にならないよう気を付けながら、自然の恵みに感謝して束の間の過ごしやすい季節を思う存分満喫することに致しましょう。
皆様の上に 神様の恵みが豊かにありますように お祈りします。
今月の「心の糧」はテーマ「担い手」のお話をお送りします。
ラジオ放送のテーマは「試される」です。どうぞお楽しみに。
心のともしび運動YBU本部
代表役員 奥本 裕
職員一同