
いつもあたたかく心のともしび運動をお支えくださいましてありがとうございます。
このたび、私、阿南孝也は、(宗教法人)「カトリック善き牧者の会」の代表役員を退任いたしましたので、ここにご報告させていただきます。
2023年3月に松村神父様よりご依頼を受け、これまで代々神父様方が担ってこられた大きな役目を引き継ぎました。それまで身を置いていた教育界とは違う困難もありましたが、援助会の皆様の温かなご支援に支えられて、神様の御言葉を多くの方々にお伝えするという使命を継承することができましたこと、心から感謝し御礼申し上げます。
昨年、思いがけず病を得て体調の思わしくない日があり、信頼のおける奥本裕(おくもと ゆたか)氏に相談、お願いをして、交代していただくことになりました。私は今後も責任役員の一人として、微力ながら新代表を支え、心のともしび運動の活動に携わりたいと思っております。
さて、「キリストの聖体の主日」(6月22日)に朗読される「5千人にパンを分ける奇跡」の中で、イエス様は「あなたがたが彼らに食べる物を与えなさい」と弟子たちにお命じになりました。「ここにはパン五つと魚二匹しかありません」と答える弟子たちに「それをここに持って来なさい」と言われ、賛美の祈りを唱えて、パンを裂いて弟子たちにお渡しになりました。弟子たちはそのパンを群衆に分かち合い、すべての人が満腹することができたのです。私たちにできることはごく僅かなことですが、イエス様は「それを使おう」と言ってくださり、大きな実りへと変えてくださいます。
新代表のもとで、心のともしび運動の職員一人一人が与えられた使命を喜びのうちに果たしていくことができますように、皆様からの変わらぬご支援、温かなお祈りをお願い申し上げます。
心のともしび運動 (前代表役員) 阿南孝也
このたび(宗教法人)「カトリック善き牧者の会」代表責任役員に就任いたしました奥本裕(おくもと ゆたか)です。私も阿南氏と同じく一信徒でありますが、祈りつつ精一杯務めたいと思っております。
前任者との急な交代となり、皆さまにはさぞ驚かれたことと存じますが、前代表の阿南氏も責任役員として残っていただき、引き続き「心のともしび」の活動を支えると伺いましたので、どうぞご安心ください。
さて、私(奥本)は大学での教員生活が長く、イネの品種改良に関わる研究をしていました。研究室の中で過ごす時間よりも、大学の研究用水田やお借りした試験場の水田でイネを育てて観察する時間が長いので、夏のシーズンには手や顔ばかりが陽に焼けるといった日々を送っていました。
大学の教員には、多人数相手の講義、少人数のゼミ、研究室の学生への個別指導など様々な場面があり、中学や高校と特に違うのは、自身や学生たちの研究結果を公表する論文や研究発表が必要とされるところです。研究予算を獲得するための申請、競合相手との駆け引き、学生や同僚とのチームプレー、論文執筆やプレゼンの準備など、発表までの様々な場面で自分の考えやアイデアを如何に正確に相手に伝えるかという力が求められます。
このことは、神様の存在やその愛を「ことば」によって伝える活動である「心のともしび運動」にも通じるところがあると思っております。
学校教員の一年には、毎年3月に卒業生を見送ったら4月には新入生を迎えるサイクルがあり、その時期には自分をリセットして新しい出会いに備えてきました。
今回の代表就任にあたりましても、自分をリセットして、皆さまとの出会いに向けて心の準備をしてまいります。
これからも変わらずご支援くださいますようにどうぞよろしくお願い申し上げます。
心のともしび運動YBU本部 代表役員 奥本 裕