カトリック西陣聖ヨゼフ教会

2024年08月10日の会員さんへのお便り

 厳しい暑さの中、皆さまいかがお過ごしでしょうか。お見舞い申し上げます。

 いつも心のともしび運動をご支援くださいましてありがとうございます。皆様のご協力によって長年心のともしび運動を継続出来ますことを、心から御礼申し上げます。

 6月のお便りでお知らせしました通り、皆様の篤いお心と共に歩んでまいりました本部事務所の建物は、67年という月日を重ね、老朽化が進んでいたため、次の50年、いや百年を見据えて、思い切って建て替えを行うことに決定し、去る6月5日に仮事務所に移転しました。

 創立者のハヤット神父やマクドナル神父が生涯居住し、多くの神父様方・諸先輩方が進んであかりをともし続けてくださったふるさとを、一時的とはいえ離れることは、後ろ髪を引かれる思いでした。
 また、転居の折には臨時休業させて頂き、皆様にご不便をおかけしまして、誠に申し訳ございませんでした。
 新たな事務所で、新たなスタートを迎えることができ、職員一同慣れないながらも張り切って業務に励んでおります。
 どうかこれからも皆様のお祈りとお力添えをよろしくお願いいたします。

 さて、仮事務所のカトリック西陣聖ヨゼフ教会は「日本26聖人巡礼」における【長崎への道巡礼一番聖堂】の教会です。

 教会近くには「一条戻り橋」と呼ばれる場所があります。
 この世とあの世の境界線であると考えられ、陰陽師で有名な安倍晴明が占いを行い、秀吉に切腹を命じられた千利休の首がさらされた場所です。

 そして、忘れてはならない26聖人たちは、秀吉の命令で捕らえられ、ここで耳を削がれて長崎に送られました。
 彼らは、喜びと祈りの内に旅を続け、その喜びは当時の多くの人々の励ましとなりました。

 私たちの誇りである26聖人が天国への道をスタートされたこの地で、心のともしびの活動に当たることができますことは、大きな恵みであり励ましです。

 紛争や憎しみが渦まく現代の世界にあって、「暗いと不平を言うよりも、すすんであかりをつけましょう」のモットーを心に刻み、一歩ずつ歩んでいくことを目指してまいります。

 皆様のご健康と平安を毎週のミサの中でお祈りしています。

心のともしび運動YBU本部
代表役員 阿南孝也
職員一同