「心のともしび」ホームページを訪れてくださる皆様へ

十 主のご降誕と新年のお慶びを申し上げます
年が明け、気のせいか陽射しが少しずつ強くなってきたような感じがいたします。
皆さまには如何お過ごしでしょうか。
さて、私の大学教員時代を思い起こすと、1月は期末試験の準備の傍ら、交付を受けた研究費の報告書作成ならびに卒業生や修了生の研究論文作成に付き合うなどするうち、あっという間に終わってしまいました。
1月末から2月初めというのは、多くの大学で期末試験があり、すぐに卒業あるいは修了前の研究発表と続きます。このため、進学や卒業あるいは修了に向けて多くの学生が「区切り」を意識するようになります。卒業に必要な単位が揃っているか気になる人が出てくるのもこの時期です。
卒業、修了を控えている学生たちの中には、もう少し研究すれば大きな結果が期待できる人もいれば、当初の研究目標にたどり着けない人もいます。3月の卒業、修了が迫っているのは、皆おなじなので、研究を後進に委ねるため、あるいは目標にたどり着けなかった研究方法を後進に残すため、そこで区切りをつけて発表してもらいます。
そもそも研究に「完成」ということはありません。研究に限らず例えばピアノのレッスンの場合も、教える側はこの段階でここまで出来たらと「区切り」をつけて、上のレベルの技能習得を促すという判断をされているのでしょう。自分では完璧には弾けなかったはずなのに、先生から次の曲に進みましょう、と言われた覚えがある方もおられると思います。
毎年、学生が研究に区切りをつけるのを見ていて、区切りをつけることが教員の大切な役割である、と思えるようになりました。
ひょっとすると、優れた「導き手」とは生徒がつぎの段階に進むタイミングを見極めて、背中を押せる人なのかもしれません。
私たちの「導き手」であるイエスは、私たちの回心を、きっと絶妙のタイミングで後押ししてくださっているに違いありません。
心のともしび運動の活動もその促しを聞き逃さず、後押しをしっかり感じて歩んでいけますように励んでまいります。
慈しみ深い主イエスの導きによって世界中に愛と平和がもたらされますように
そして、皆さまお一人おひとりの上に豊かな恵みがありますように
心を込めてお祈りしています。
心のともしび運動 奥本 裕