継続することの大切さ

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 京都は「祇園祭りの終わりとともに本格的な夏が始まります」というのが定番のフレーズだったのですが、もはや「夏真っ盛りの京都で本番を迎える祇園祭り」とでも言ったほうが良さそうな暑さが、7月の初めから今もずっと続いています。

 皆さまどうぞ、熱中症だけでなく暑さからくる疲労の蓄積にも心配りをされてお過ごしください。

 さて、6月に心のともしびの番組収録に立ち会ってから放送に携わってくださっている方々とお話する機会が増えました。すでに放送回数は一万九千回を超えていて、ラジオ番組のなかでも抜きんでた長寿番組です。収録に立ち会ったときには、朗読者の坪井さんや、番組制作担当の方から、「歴史的な長寿番組制作に携われるのはすごいことです」と感慨深く口にされるのを耳にしました。

 私自身、代表就任後の日数が浅いこともあって放送回数を示す数字にあまり関心はありませんでした。
 ラジオでは放送されませんが、坪井さんの朗読は本文の前の「8月23日 心のともしび 19090回」と放送回数を示す数字を読み上げるところから始まります。
 読んでいて、「すごい数字だな」と思われるそうです。担当の方からは、そろそろ長寿番組としてギネスにも申請できるのではないですか、とも言って頂きました。
 早朝に放送される5分間の短い番組と軽く捉えていたのですが、放送に携わる方々の声を聞いて番組を続けてきたことの重みを強く感じました。

 求めなさい、そうすれば与えられる(ルカ11:9)という聖書の箇所の「求めなさい」という言葉は、「求め続けなさい」という命令形で記述されているそうです。

 6月、初めて番組収録に立ち会い、様々な気づき、新たな思いも抱きました。
 そして「継続することを大切にしなさい」というイエスの言葉を実感する機会となりました。

心のともしび運動 奥本 裕