「心の糧」は、以前ラジオで放送した内容を、朗読を聞きながら文章でお読み頂けるコーナーです。

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坪井木の実さんの朗読で今日のお話が(約5分間)お聞きになれます。

手助け

崔 友本枝

今日の心の糧イメージ

 私たちにとって一番助けになるのは「祈ったり、祈ってもらったりすること」ではないかと思います。

 私自身は昔から神さまの助けをいただきながら生きてきました。それは、あまりにも不器用で苦手なものが多いこと、また、何でもじっくり考えたいタイプで早いテンポに追いつけず、しょっちゅう困っているからだと思います。

 祈ると、天の軍団が待ち構えていたかのようにすぐに助けが来ます。

 先日も、朝早く起きて急いで支度をしていましたが、約束に遅れそうになったので「イエスさま、あなたが呼んでおられるならどうか、私を行かせてください」と祈りました。時間は絶望的に迫っています。ところが家を出るとタクシーからちょうど人が降りるところでした。こうして、イエスさまが予約してくださった車で無事にたどりつけたのです。

 この春も、実家で大量の本を片付けていると、廃品回収のトラックからアナウンスが聞こえてきました。周囲には15件くらいしか家がないのによく来たものです。実にいいタイミングです。神さまに心から感謝しました。

 私はこういったことを偶然とは思いません。誰かが祈ってくださっていると思うのです。先日は病気になった友人のために祈ると「急に良くなって今朝は家事ができたわ。ありがとう」とメールが来ました。

 応えられない祈りはありません。祈っても手に入らないのは、本人にとってそれが良くない場合と時が来ていない場合、また、神さまは与えようとしていても、その人が誰かに苦々しい思いをもち続けたり、赦さなかったりして妨げをおいている場合です。

 よくない感情を神に明け渡し、ごめんなさい!と心から祈れば、優しい神さまは必ず助けてくださいます。