さらに、幸運なことに北海道と内閣府が推進している「イランカラプテ運動」のイメージソングとして認定され、北海道庁のロビーで流されたり、電話の待ち受け音楽に採用されたりしました。
「イランカラプテ」という美しい言葉をもっと多くの人々に知ってもらいたい。夫と秋辺さんは音楽祭を開くことにしました。二人が呼びかけ人となって、秋辺さんの地元阿寒湖で「第一回イランカラプテ音楽祭in阿寒湖」が開かれました。
地元の小学生二人が開会を宣言しました。
出会いの言葉イランカラプテ、人と人が出会い、夢と夢が出会い、東と西の文化が出逢う...。出会いのとき、物語は始まる。
「イランカラプテ~君に逢えてよかった~」をイメージソングとする初めての音楽祭へようこそ。
地元のアーティスト、アイヌコタンの皆さん、秋辺デボさん、新井満、そして「イランカラプテ」をカバーしてくれることになったトワ・エ・モワの二人もかけつけてくれ、大盛況でした。
釧路からも札幌からも東京からも、多くのお客様が来てくれました。
出会いの歌「イランカラプテ」は、私たちをたくさんの人々と繋いでくれたのです。
第1に、月並みかもしれませんが、人間関係のルールを守る人に私達がなるということだと思います。例えば、ルカ福音書15章に登場する弟のような、無秩序で、掟破りの生活をしていれば、誰とも繋がりを持てなくなってしまいます。ですから、私達自身が安心して繋がれる人間関係を築きたいなら、何よりも私達が人間関係のルールを守る人になるべきです。
他方、ルールを守る人は、守らない人に厳しくなりがちです。このような態度も、人間関係の繋がりを狭める要因の1つになると思います。先程の弟とともに登場する兄は、このような人の典型です。弟は自分の非を認め、悔い改めて帰宅し、父親は彼を喜び迎えましたが、兄は怒って、彼を受け入れることなく、父親に向かって「あなたのあの息子」と言っています。父親は、兄に、心を広げてほしい、愛において成長していってほしいと思っているのですが、兄はそれを拒否しています。
愛において成長することを拒否し続けることは罪です。私達は、このことを見落としがちです。このような態度が、人との繋がりを狭めてしまうことにもなります。
人間関係のルールを大切にすると共に、隣人との関わりで、自分の心を広げていくことができたらと思う昨今です。