2017年02月07日の心の糧

始め善ければ・・・

服部 剛

今日の心の糧イメージ 昨年の健康診断で、「コレステロール要注意!」の診断結果を受け取った私は、小心者ゆえに翌日から健康な体を目指すべく、ジョギングを始めました。ジョギングといってもかわいいもので、今までろくに運動しなかった私は、近所を20分ほどゆっくり走るだけで、家に戻ると、ハアハア、ゼイゼイ、言いながら、床にへたり込んでしまいます。ですが、ジョギングをするようになって、学生時代の部活以来の、汗を流す爽快感を、久々に感じています。

ジョギングをする時間は、朝です。〈1年の計は元旦にあり〉というように、〈1日の計は朝にあり〉という私なりの持論を掲げ、部屋で準備体操をしてから外に出て、歩かない、ということだけは肝に銘じ、ゆっくり一定のペースで走ります。走りながら頭に浮かぶのは、妻とダウン症を持つ息子の顔です。〈まずは自分が健康体にならねば〉と言い聞かせながら走っていると、次に心の中に芽生えてくるのは、坐禅に少し似た感覚。腕を振り、足を上げ、同じスピードで姿勢を保つと、〈無〉の感覚を目指す心理状態になってきます。ジョギングも中盤から後半に差し掛かると、日々の印象的な場面が浮かび...そうこうするうちに、一見、苦しいジョギングも心地よいものとなり、遠くの我が家は近づいてきます。

シャワーを浴び、朝食を済ませ、喫茶店まで歩き、紅茶を飲みつつ原稿を書いたり、ひととき瞳を閉じて、静かに祈ったりします。地元の教会で息子をかわいがってくださるHさんが病気療養中のため、祈っていると...なんと、そのHさんがご主人様と姿を現したので、驚きました。そんな偶然の出来事も、朝のジョギングの密かな効用かもしれません。

2017年02月06日の心の糧

始め善ければ・・・

中井 俊已

今日の心の糧イメージ 私が勤めていた小中学校では、子どもたち全員に「朝の英雄的瞬間」ということを教えています。

私自身も、大学生のときにある神父様から教えていただき、それ以来、30年以上も心掛けています。

「英雄的瞬間」とは何でしょうか。それは、何かよいことをするために自己の弱さと英雄的に戦う短い時間のことです。

この時間は短いほうがいいのです。できれば一瞬。その瞬間に素早く英雄的に戦い、勝ちを収めれば、意志はますます強くなります。多少の困難にもめげず、自分の目標を達成できる人になっていけます。

たとえば、「朝の英雄的瞬間」では、朝、目がさめたら、すぐに寝床から起き上がることが目標です。ぐずぐずせず、パッと行動することによって、この戦いに勝つことができます。

実際、これはなかなか難しいことです。ふとんの暖かさが恋しい真冬でも、肉体が疲労困ぱいする日でも、続けるのです。

もし寝坊をすれば、気分はすぐれず、慌ただしく朝の支度をしてその結果、学校や職場に遅れてしまうこともあるでしょう。朝食もきちんと取れないこともあり、その後の授業や仕事でも活力が出てきません。

逆に、毎朝、決めた時刻に起床し、最初の瞬間から自己に打ち克てれば、その日の計画もスムーズにいくでしょう。

 

このように、1日の始めは、その日のあり方を大きく左右します。他にも「勉強の前の英雄的瞬間」など各場面で自分に打ち克つべき瞬間はありますが、1日の始めは特に大事だと思います。

「朝の英雄的瞬間」に打ち克ち、ひざまずいて短い祈りをささげる。すると、神様に助けられ、今日もがんばろう、という活力が湧いてきます。

毎日、気持ち良く、1日を始めたいものですね。


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