2020年09月29日の教会の祝日

聖ミカエル・聖ガブリエル・聖ラファエル大天使

 カトリック教会の中で大天使といえば、この天使たちの名前が挙げられます。有名な大天使であり信者の方々は、好んでこの大天使たちの名前をご自身の霊名(守護の天使)にされます。なぜなら彼らは神様の側近であり、大きな力を持っておられ、祈る人の願いを取次いで下さると信じているからです。

 ミカエル大天使は、"神の似姿・似ているもの"とされ、この大天使から勇気、心理、高潔さに与れると言われます。

 ガブリエル大天使は、"神の前に立つもの、神の言葉を伝えるメッセンジャー"とされ、直感、インスピレーション、あるいは危機が迫るとき、いち早く察知し危険を回避する働きを賜ります。

 最後にラファエル大天使は、その柔和な表情からか"神は癒す、癒される"という癒しの天使と呼ばれています。心と体のバランス、そして平和な心に導く助力を恵まれます。

 いずれの大天使も信者の方々にとって大切な天使なのです。まだ知らなかった方々も、今日からこの大天使たちの見えない素晴らしい恵みの力に与れますよう、あなたのお気に入りの大天使にお願いされてはいかがでしょうか。きっと何か変わるかもしれませんね。


2020年09月21日の教会の祝日

聖マタイ使徒福音記者

 聖マタイは、福音書の中に登場する徴税人マタイその人で、初代イエスの直弟子12使徒の一人です。ラテン語が主流だった第二ヴァチカン公会議前までは、カトリック教会内においてマテオと呼ばれていました。

 マタイとは「主の恵みを受けた人」という意味です。その理由は、彼がイエスの弟子として招かれる前は徴税人レヴィでした。当時、徴税人は人々から忌み嫌われ、罪人扱いされていました。なぜなら、当時ユダヤ全土を支配していたローマ帝国へ納める税金を徴収する人であったこと。また当時、徴税人には給料、日当がなかったため、徴収税にプラスαを上乗せした税を、人々から徴収し、その上乗せ分を彼らの収入としていたのです。そのため一般民衆からは嫌われ、罪人扱いされていたのです。そんな徴税人マタイがイエスの呼びかけに応え、弟子となった "マタイ「主の恵みを受けた人」"です。当然マタイは、お金持ちだったでしょう。でも罪人として忌み嫌われていたことは事実です。その彼は、自分が徴税人であることを隠すことなく、公言します。このマタイの姿勢は、他の誰よりもイエスに従順、謙遜、清貧、そして誠実な人である証拠です。そこにイエスが、レヴィに魅了された所以ではないのでしょうか。私たちもマタイ福音記者のように、従順、謙遜、清貧、誠実、そのどれか一つでも身につけば、イエス様に呼ばれるかもしれませんね。


2020年09月14日の教会の祝日

十字架称賛

 十字架は、イエス様が人類の救いの為にご自身の命を捧げ、その死と復活によって、死に打ち勝つ者となられた究極の愛の印です。その為キリスト教では、信者の救いと勝利の印である十字架上のキリストの復活を思い起こし、そのシンボルである十字架を称賛するのです。

 ちなみに1873年、わが国では禁教令が撤廃され、全国に流配されていた3000人もの「浦上四番崩れ」の信徒が、その「旅(流配された人の呼称)」を終えて長崎に戻りました。しかし、住居は略奪され、まるで廃墟のようでした。翌年、伊王島で発生した赤痢や天然痘、更に台風の襲来まで受け、まさに地獄さながらでした。そこに知性と行動力に富んだ宣教師ド・ロ神父が、救援活動を始めました。その活動の手足となったのが、「旅」から帰ったばかりの若き女性たち、岩永マキはじめ数名の女性でした。彼女たちは、ド・ロ神父の指導のもと、現在「お告げのマリア修道会」の先駆けとなる「浦上十字会」を結成しました。

 彼女たちの活動の中心場所には、今も「浦上養育院」が存在し、またその近くにお告げのマリア修道会の十字修道院があります。この修道院こそ真にキリストの救いと勝利を希求した十字会の精神を残す修道院なのです。大きい十字架が掲げられた聖堂では、今も救いと勝利を希求する修道女たちによって、世界の平和とコロナ感染拡大で苦しむ人々の為に祈りが捧げられています。


2020年09月08日の教会の祝日

聖マリアの誕生

 かつて心理学学者の故河合隼雄師は伝統的家屋構造から東洋は母性原理の国が多く、欧米は父性原理の国が多いと話されました。確かに、東洋と西洋との相違は住居の構造の違いが精神的構造に相違をもたらしていました。がしかし、カトリック教会における聖マリアに関していえば、洋の東西に関わらず早くから(5世紀頃)マリアに対する信仰(母性原理)は働いていました。その根拠として聖マリアの祝祭日が沢山あり、それまでは殆ど毎週聖マリアの祝い日がありました。現在ではその数は少なくなりましたが、今日お祝いする「聖マリアの誕生」はその一つで、世の救い主、贖い主の母として選ばれた汚れなき乙女マリア様の誕生日なのです。

 母性、父性に関わらず、新型コロナウイルスによって消えそうな希望の光を聖マリア様の取次によって再び希望の光輝がもたらされるように、皆様とご一緒に心を合わせて祈りましょう。