第26課 イエズスの教え

 イエズス様は公生活の間に、たくさんの説教をなさいましたが、まとめてみますと、その主な教えは次の通りです。

 1.神様がすべての人々のお父様であり、すべての人々は神様の子どもとしてお互いに兄弟であること。

 2.私たちの最も大事なつとめとして、あらゆるものよりも神様を愛し、そして愛のために神様のおきてを守って、そのみ旨にかなうように努め、また、すべての人々を神様の子どもとして、私たちの兄弟として愛さなければならないこと。

 3.そうすることによって、すべての人々は、精神的に神様と結ばれて永遠の生命を受け、永遠の幸福を経験できるということ。

 4.しかし、すべての人々は神様や隣人に対する愛にそむいて罪を犯し精神的に神様から離れていること。

 5.新たに神様と結ばれるためには罪のゆるしを受けなければならないこと。

 6.罪のゆるしを受けるために救い主が必要であること。

 7.ご自分は神様のおん独り子でありながら人間になられた救い主であること。

 8.ご自分を通じて私たちは罪から救われ、永遠の生命を受け、永遠の幸福を経験することができるということ。

 この教えをイエズス様の福音、つまり、幸いなるおとずれと申します。私たちは皆、罪人でありますが、イエズス様を通じて罪をゆるされ、永遠の生命を受けることができるということは大変幸せなことであります。私たちにはこのようなすばらしい使命があり、イエズス様を通じてその使命を果たすことができることを、神様に感謝すべきだと思います。

(つづく)