クリスマスの精神

Smile of the Sun - 太陽のほほえみイメージ

 今日は12月25日、暦の上では特に変わったこともない冬の一日だが、特別な意味を持っている。今日は全人類の、そして全世界の祝日、クリスマスである。

 クリスマスは平和の祝日であり、愛と喜びの日であり、家族の祭日なのである。それは、また、人々の心を和らげ、愛の絆を強くし、紛争をなくし、憎しみを消し去り、時には戦争さえ一時的にでもやめさせる特別な力を持っている。

 ところで、皆さんの中にも、今年の間に夫婦の仲がうまくゆかなくなった方々があるかもしれないが、そういう人たちが改めて話し合い、考えなおすのにクリスマスほどよい時はないと言える。相手に対するちょっとした思いやりがあれば、お互いの間のミゾがなくなり、その結婚生活は前にもまして幸せなものとなるであろう。

 ちょっとした理由から友だちを失ってしまった人も、もし、クリスマスの精神をもってそれらの友だちに接してゆけば、再び友情を取り戻せるだろう。

 一方、職場の中で、お互いに気まずく、会社全体が陰気な空気に包まれているようなことがあれば、今日こそわだかまりを捨てるのによい日ではないだろうか。

 ところでクリスマス精神とはどういうものだろう。それは、今日、私たちがその誕生を祝っている幼な子イエス・キリストによってもたらされた愛、平和、そして喜びの精神である。もし、このクリスマスの精神が1年中人々の心に持ち続けられるなら、世の中はどんなに住みよいところとなるだろう。