2017年04月21日の心の糧


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いただく命

小川 靖忠 神父

今日の心の糧イメージ わたしは、気づいた時には親がいて、日本という国に住んでいました。別に、自分で望んだわけでもないのに、そして、このことを不思議にも思っていないのです。みなさんはいかがでしょうか。

わたしたちの毎日を、自分が望んだとおりに生きている人って、はたして何人いるでしょうか。でも、そうならないからこそ魅力も感じます。

朝起きて顔を洗い、身支度をして学校、会社に向かい、いつもの通り1日を過ごします。確かにこれらのことは、自分の意志で決断し、行動しています。

わたしが保育所に通っているとき、その帰り道、一本しかない峠道のてっぺんで、毎日のように「待ち伏せ」をされました。今では社会問題になっている「いじめ」です。なぜいじめられるのか全く分かりません。大きくなって分かったことは、こどもだけでは決して発想できないであろう理由でした。大人、親が何らかの形で介入してないと子どもには伝わっていない内容です。

現在でも、「いじめ」の裏には、純粋に子どもだけではない何かの影響があります。昔と違って今は、たくさんのことが変化し発展してきました。教育とそのシステム、マスメディア、その他の社会環境等、すべてがその原因になりえます。

わたしたちは授かった命を生きています。自分のものでありながら自分のものではないのです。一人ひとりがこのことを受けとめ、大事に生きることに気付くとき、平和な日々が訪れます。そのために、大人、親が子どもたちに影響しあっていければ、いただいた命がもっと輝いて、互いの命を共有できるようになるでしょう。

理想は追求するものであって、あきらめるものではない!