新しいページをつなげていきます

マクドナル神父と小川 靖忠 神父 高校2年生の夏休み前、わたしは長崎の小神学校に在籍していました。夏休みを前に悩んでいたのです。このような時って、心理的にも肉体的にも苦しいんですよね。誰かに話さないではいられない心情になります。
 当時は外国人の神父様方が神学生を担当。小神学生は100余名。一人ひとりがそれぞれに問題を抱え、また、希望に満ち満ちています。
 「神学校をやめようかと思って、迷っています」。思い切って司祭の部屋を尋ねました。すると、ロザリオを手にして言われたのです。「このロザリオには59個の珠がついています。一個をつまんで持ち上げると、他の58個も一緒に持ち上がってきます。いうまでもなく、鎖でつながっているからです」と。当りまえのことですが、それを聞いて大神学校に進む力をいただきました。
 わたしたち個人も、また、仕事もその歴史の中で過去とのつながりの上に持続しています。それは、今、未来へとつながっていくのです。心のともしび運動本部も、この度、60余年の歴史を刻みました。そして今、新たなページをつなげていきます。
 ハヤット神父さま、マクドナル神父さま、たくさんのご奉仕をありがとうございました。これからも支えていただきながら、また、多くの方々の温かいご支援をいただきつつ、日本の今の時代に必要とされているあり方で、み國建設の道を力強く捜し、求めて歩み続けます。
神の祝福を願い、祈りつつ、・・。

 

心のともしび運動本部
小川 靖忠