第4課 ベツレヘムの羊飼いたち(ルカ 2・8~20)

 イエズス様がお生まれになった時、ベツレヘムの近くで羊の番をしていた羊飼いたちに1人の天使が現われました。羊飼いたちは天使を見て大変驚きましたが、天使は「恐れることはない。わたしは、すべての民に及ぶ大きな喜びのおとずれをあなたがたに告げる。きょう、ダビデの町(ベツレヘム)に、あなたがたのために救い主がお生まれになった。この方こそ主メシアである。あなたがたは、うぶぎにくるまれて、かいばおけに寝ている乳飲み子を見るであろう。これがしるしである」と言いました。それから大勢の天使が現われて「いと高き天においては神に栄光、地においてはみ心にかなう人々に平安」とうたって神様を賛美しました。

 羊飼いたちは、天使が見えなくなると、急いでベツレヘムへ行き、天使が知らせたそのみどり子を見て、イエズス様を救い主として拝みました。

 よく考えてみますと、天使たちがうたった言葉の中に大変大事な教えが含まれています。私たちが神様を愛し、そのおきてを守り、そのみ旨にかなうように努めることは、神様に栄光を捧げることです。そして、そうすることによってのみ、この世で本当の平和を創ることができます。私たち人間は神様を無視して、自分たちの力だけでは本当の平和を創ることができないのです。天使たちが神様を賛美した言葉の意味をよく考え、神様に栄光を捧げながら、この世界に本当の平和を創りたいと思います。

(つづく)