カトリック要理の友

 カトリック教会の教えは、まことの神が御自ら人々にお示しになったみ教えであります。神はまずユダヤ人の予言者を通じて人々に話されましたが、はっきりと救霊(たすかり)に必要な真理を示すために、その御ひとり子であるイエズス・キリストをこの世におつかわしになりました。

 キリストは神のみ国へお上りになる前に、カトリック教会を建てられ、それを通じて世の終わりまで人々にその真理を誤りなくつたえることをお約束になりました。

 カトリック教会を通じて伝えられた神のみ教えはおもに「聖書」に書いてあります。それは旧約聖書と新約聖書との二つに大別されて、前者はユダヤ人の予言者が神の御助けによって書いたものであり、後者はイエズスのでしが、書いたものでその御生涯やみ教えを含むものです。

 ヨハネによる福音書の21章25節に書いてあるように、聖書に書かれていないキリストのみ言葉と行いが、ほかにもたくさんありました。このキリストの行いとみ教えは、言葉で、世代から世代へ、神の御助けによって教会の中に伝えられてきました。これを聖伝といいます。聖書とこの聖伝がカトリック教会の教えのもとになっています。このカトリック教会の教えは問答の形で、カトリック要理という書物にまとめられています。その書物の中からこのカトリック要理のもっとも重要な問答を簡単に説明していきたいと思います。